TEXTILE DIVER 布を探しに

布につながるすべての感覚をひろげて 

Web Exhibition 3 のお知らせ

第3回目のWeb Exhibition がはじまります。
今回は「木の動物たち」です。
自然崇拝がまだ色濃く残る土地では、人々の生活の中に動物の形を見つけることができます。
自然界にともに暮らす動物たちを注意深く観察し、
人間の持ちえない能力や習性に畏敬の念を抱き、信仰の対象として崇めてきました。
動物たちは、神や祖先の使いであり、神や祖先そのものでもあり、
またときに親しい友人にも、逆に敵にもなります。
口承で語り継がれる民族神話の中にもたくさんの動物たちが登場します。

今回の「木の動物たち」ではインドネシア、スンバ島コディの茅葺屋根の先端に据えられた
 家の守護神”カド・ウマ(カドは守護・ウマは家)の鳥、
 同じくインドネシア、西ティモールのアトニ人の鰐の祖霊像、
 そしてミャンマーの郷土玩具、張子木型のキリンとウシをご紹介します。
 お守りとしての玩具もまた動物たちとの深い信頼関係の現われですね。

今回もたった5匹の展示会です。
人間と動物が共存し交流する世界をお楽しみいただけると嬉しいです。
果てしない想像の翼をひろげて。
       
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インドネシア、スンバ島コディの伝統家屋。
 青空に突き刺すような茅葺屋根の先端にには家の守護神
 ”カド ウマ(カドは守護、ウマは家)が”据えられています。

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インドネシア西ティモール、アトニ人の慣習家屋内部には祖先伝来の木彫や刀が収められています。

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ミャンマー、ヤンゴンの国立博物館に展示された張子人形。
フクロウ・シマウマ、トラ、ウシ、ゾウにキリン、そして子供の張子も並んでいます。

このブログのリンク→www.nunona.com からご覧いただけます。
「木の動物たち」のお問い合わせは→timortext@gmail.comまでお気軽にご連絡ください。





ひとり展示会ひとりで開催

梅雨に入って空はどんより灰色で、湿っぽい空気はぺたぺたと体に張り付きます。
こんな日々には知らず知らずに明るい色に手が伸びるものですね。
部屋の中の布をあれこれ掛け替えて、それに合わせて装う布もいろいろ巻き変えてみます。

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インドネシア、ロンボク島で出会った絹の儀式儀礼布。
紫・黄・緑の格子に縫取織で花模様が織り込まれています。
柔らかい絹の光沢に優しい配色、気持ちも穏やかに落ち着きます。

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黄色い布が巻きたくなります。ビタミン不足でしょうか?
いえいえ、完全な熱帯不足ですね。
こちらもインドネシアです。
バリ島東部カランガッサムで織られている”ティルタ ナディ”と呼ばれる布。
経緯糸を入れずに織ったところは透けた格子模様になっています。
両端には赤に紫に撚り銀糸を織り込んで、軽やかで上品な布です。
バリの西側タバナンでも、同じような織りがあるようで、何か関係があるのかもしれません。
ブログ 松桃パンツ
さてさて、ひとり展示会で何を着ようかと考えます。飾った布が素敵でも、着るものが決まらないと
調子が出ません。魅力的な布たちにも笑われそうです。
引っ張り出して並べて、とっかえひっかえ全身のコーディネートを考えます。
紐は装いの必須アイテム、まずは髪に黄色い紐を結んでみます。
いつもの白いブラウスの腰には、薄桃と黄色の紐を巻いて、
地織模様が入った艶っぽい緑の絹織物の裾に鳥の刺繍が入ったパンツを合わせます。
手間の掛かった布を装うには着るときの組み合わせも、
日々の手入れにも時間はたっぷり掛かります。
残念なのは、家の中では帽子も靴も合わせられないことです。このまま出掛けばいいのですけど。
ひとり展示会開催中なのでそうはいきません。

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ひとりでひとり展示会をしながら、ゆっくり修理もしています。
ちっちゃな穴、おっきな穴、ほつれていたり、ほどけていたり。
みんな年取った布たちですから、いろいろ問題を抱えているのは人と同じです。
糸を一本通すだけで、布の穴も私の気持ちの穴も修復されます。
布の修理が認められて、赤い十文字文様を拝受いたしました。

ひとりでひとり展示会、開催中です。



Web Exhibition 2 のお知らせ

第2回目のweb exhibition です。
今回は「手のなかで遊べる小さな布」

はじめは中国貴州省のミャオ族トン族の刺繍5枚を並べようとあれこれ動かして置いてみたのですが、
形や色のバランスがなかなかピタッと収まらずうーうーうなってました。

インドネシア ランプンの裂をひょいと一枚加えてみると、
並べてた小さな空間は落ち着いたようです。ひとりよがりの思い込みなのですけど。

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壁に飾っても、敷いても、籠や鞄に忍ばせても、
何か作ってみても、ただ触れているだけでも嬉しくなります。
小さくても強く優しく、寄り添ってくれ美しい布です。


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これらの布は本来はすべて身に着けるために織られ刺されています。
日頃の装いに装飾として、ちょっとアクセントに加えてみるのも素敵です。
今回紐の紹介はありませんが、いずれ紐のWeb Exhibition もしてみたいです。


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