西ティモール、ビボキ山間部で出会った一枚の織物。彼女の叔母にあたる人が嫁入り時に織ったとされる男性用帯。地織りの白も縫取織りの赤黒黄の模様もすべて手紡ぎ木綿で、海の向こうから渡ってきたガラスビーズが房の先っぽで揺れています。この日はこの布一枚。一枚の布のために歩んだ道のりをいつも大切にしていたいのです。



必要なのはどこままでも歩ける丈夫な足と、どこでも眠れる分厚い瞼、そして布のようなしなやかな対応。ラジオからは“BREAK MY SOUL” 自動的にかたちだけの腹筋体勢に入ります。
布につながるすべての感覚をひろげて