TEXTILE DIVER 布を探しに

人口およそ50万人、ヌサ・トゥンガラの州都クパン。

クパン湾から対岸を眺めると東に伸びるティモール島の稜線が見える。

ここにティモールの山地民アトニが暮らす。

およそ1万8千の島々からなるインドネシアを旅するのに欠かせない海の道。

7月17日、8時ペルニ船のティロンカビラがラブハンバジョーに入港。

この船はスラゥエシ・マッカサルからフローレス・ラブハンバジョーを経由して、スンバワ・ビマ、ロンボク・レンバー、そしてバリ・ベノアを一ヶ月かけて往復する。

ロンボクの東端、ラブハンロンボクを２０時に出港。

海に浮かぶ紅い大きな月。

バリ島の東に位置するロンボク島。

ロンボクのオリジナル山地民ササックの美しい格子布。

インドネシアで2番目に高い標高３７２６mのリンジャニ山が北東に聳える。

島には縞や格子がよく似合う。

島（シマ）と縞（シマ）の関係を模索する。