TEXTILE DIVER 布を探しに

布につながるすべての感覚をひろげて 

日々、蚤の市 古民藝もりたが選んだ、ちょっと古くて面白いもの ~ 森田 直~

日本にいなかった、知らなかったではすまされない一冊。発行から4カ月も経ってる。悔しいです、迂闊でした。







155ページにはインドネシアのいろいろな櫛にティモールもまじってます。さすがティモール。

「わたしはとくに髪飾りに執着はありませんが、水牛の角でつくられたもの、装飾の豊かな木製のものもあり、つい手がのびてしまいます」(文中より)









日々、蚤の市

発行 2015年1月30

著者 森田 直

写真 高安和実

株式会社 青幻舎

超絶刺繍 Ⅱ ~神戸ファッション美術館~

ー神に捧げるわざ、人に捧げるわざー

2015年4月18日(土)▶6月28日(日)



布地に針を刺し、糸を縫い付けてさまざまな文様をほどこす刺繍。その始まりは古く、人間が布を織ることをはじめたときから衣装と刺繍は同時に発生してきたとも考えられています。以来、今昔東西さまざまな場面で特徴的な刺繍が生み出されてきました。とりわけ、祭礼などのハレの場での刺繍には、人々の想像を絶するほどの時間と情熱を注いできました。本展では、日本の祭りを代表し美術的にも評価の高い、京都祇園祭と長崎くんちにスポットを当て、長刀鉾を飾る豪華な懸装品や長崎刺繍の匠のわざをご紹介いたします。さらに、繊細かつ大胆な迫力に満ちた作品を創出する技術、そのルール及び魂を受け継ぎそして保存にも心血を注ぐ人々の取り組みにも迫ります。また、18世紀ロココ時代のヨーロッパ宮廷で着用された男性衣装の絢爛豪華な刺繍、金銀煌めくドレス、20世紀初頭よりパリを彩ったオートクチュールのドレスも同時に展示いたします。目を見張るような技巧による精緻で荘厳な刺繍の数々。それそれの際立つ個性や、ファッション領域にとどまらない強さややさしさ、そしてそれらが織りなす高揚感を、ぜひお楽しみください。(リーフレットより)