TEXTILE DIVER 布を探しに

布につながるすべての感覚をひろげて 

ブナ織りと東南アジアの縫取織り ~Bahar~

2015.10.1(木)~3(土)、8(木)~(土) 13:00~18:00

西ティモールの言葉で "ブナ織り"と呼ばれる織物があります。織り上がった布はまるで刺繍をほどこしたように見えることから刺繍織りと呼ばれたり、縫取織り、挟織りと呼ばれます。

これらの布を中心に展示販売いたします。布の世界にとっぷりつかりにいらしてくださいませ。



毛糸だま No.167[秋号](日本ヴォーグ社)でお世話になった春日一枝さんのお店です。

「ミャンマーのすてきな手仕事をめぐる旅」(グラフィック社 2014年)の著者でもあります。



岡崎真奈美 期間中毎日在店いたします。どうぞ遊びにいらして下さい。



Bahar(バハール)

東京都江東区平野1-9-7fukadaso 203

tel 03-3630-3670 http://Bahar.bz



大江戸線・半蔵門線「清澄白河駅」A3出口より徒歩5分

ひとり民族ヌノ 2015 ~ 布う ~ その3

本日のひとり民族ヌノ レシピ



マスク:インドネシア 西ティモール アトニ

スカート:中国 貴州省 ミャオ

壁に掛けた布(後):インドネシア 西ティモール テトゥン

壁に掛けた布(左):インドネシア 西ティモール アトニ



ティモール テキスタイル アトニとミャオを纏う「ティモアミャオ」の誓い

海峡を渡る布 ~大阪歴史博物館~

=初公開 山本潑次郎 染織コレクション ふたつのキセキ=

人とモノは海でつながり、文化は巡る。布は海を渡って世界へ

9月9日(水)ー10月18日(日)火曜日休館

開館時間=午前9時30分~午後5時(金曜日は午後8時まで)※ただし、入館は閉館の30分前まで

大阪歴史博物館6階 特別展示質







行く、行きたい、行かねば。世界で2点しかないレアな布も含まれ、企画展示委員は井関和代氏と内海涼子氏。

なぜにこのような展示会がたったの一ヶ月強で、その間一度入れ替えがあり、巡回展の予定なしなの?布愛情度を図る企てでしょうか笑。日帰り新幹線か夜行バスか・・・。

彼女の纏う布 ケファメナヌ

萱葺が地面に届く伝統家屋の前で写真を一枚。

ワンピースを着てヒールの靴を履き花を持つ女性、スラックスにシャツを着てタバコを吸う男性、そして羽を広げる鳥はインドネシアの国章ガルーダでしょうか。民族の伝統模様から離れ、一歩踏み出した新しい風景が描かれています。着用すると模様は横向きになってしまいますが、そんなことはなんの支障にもならないよう。白髪混じりの彼女が20代の頃に織った思い出の詰まった布。

日本では縫取織り、刺繍織りと呼ばれ、西ティモールのアマヌバン、アマナトゥン、モロでは"ブナ織り"、ここケファメナヌでは"マ パウフ"と呼ばれます。







彼女の纏う布 モロ

西ティモール モロ地方。自身で織った正装用衣装を着用した写真。

腰衣も肩掛けも全面ブナ織り(刺繍織)で糸の配色も見事。この気持ちの良い笑顔、織物上手の器量好し。



ひとり民族ヌノ 2015 ~ 布う ~ 写真の少女エマ

布うさんでの「ひとり民族ヌノ 2015」。このご案内の切手面に写るピンクの絣布を肩まですっぽり纏った少女は友人のエマ。

エマは西ティモール・ビボキ地方のタムケシに住む少女で、彼女がまだ幼くて裸で村のなかを走り回っている頃からの知り合い。

エマにとってのわたしは、たまに日本とかなんとかいうどこやらの国からやってきて、村とか山とか一緒に行くとちょっとお小遣いなんかもくれたりする人、そんな程度の関係と思っているはず。



小麦色の肌にカールした髪、クルクルの大きな瞳にいつも唇を真っ赤にしている。この赤い唇は檳榔樹の実を噛んでいるからで、村だけではなく禁止されている小学校でも隠れて食べているよう。いくらコソコソしていてもその生々しい赤い唇を見れば一目瞭然。

嬉しいときは身体がはじけるぐらい喜び、わたしの帰り際にはとっても悲し顔を見せてくれる。そんな彼女をこの8月、2年ぶりに訪ねた。



小さなエマが、小さすぎて危ういからだを抱きしめていた。「わたしの子供よ」幼さのなかに母の顔があらわれる。

エマはいくつになったのだろう?



ひとり民族ヌノ 2015 ~布う~ はじまりました。

ブナ織りの布々のおしゃべりにどうぞ耳を傾けにお出かけください。

布のことお話したくてどうしようもないわたしが何かと煩わしいかもしれませんけど・・・どうぞご了承下さい。

9月18・24・25・26日、岡崎真奈美在廊していませんのでゆっくり静かにご覧いただけるかと思います。









2015.9.17thu~28mon

12;00~18:00 水曜休み

布う

神奈川県中郡大磯町高麗2-17-48

TEL/FAX 0463-61-8644

大磯から・徒歩17分・バス「中平」行き「花水」下車

平塚から・バス「大磯二宮国府津」行き「花水」下車





岡崎在廊日 17・19・20・21・22・23・27・28日