第3回目のWeb Exhibition がはじまります。
今回は「木の動物たち」です。
自然崇拝がまだ色濃く残る土地では、人々の生活の中に動物の形を見つけることができます。
自然界にともに暮らす動物たちを注意深く観察し、
人間の持ちえない能力や習性に畏敬の念を抱き、信仰の対象として崇めてきました。
動物たちは、神や祖先の使いであり、神や祖先そのものでもあり、
またときに親しい友人にも、逆に敵にもなります。
口承で語り継がれる民族神話の中にもたくさんの動物たちが登場します。
今回の「木の動物たち」ではインドネシア、スンバ島コディの茅葺屋根の先端に据えられた
家の守護神”カド・ウマ(カドは守護・ウマは家)の鳥、
同じくインドネシア、西ティモールのアトニ人の鰐の祖霊像、
そしてミャンマーの郷土玩具、張子木型のキリンとウシをご紹介します。
お守りとしての玩具もまた動物たちとの深い信頼関係の現われですね。
今回もたった5匹の展示会です。
人間と動物が共存し交流する世界をお楽しみいただけると嬉しいです。
果てしない想像の翼をひろげて。
インドネシア、スンバ島コディの伝統家屋。
青空に突き刺すような茅葺屋根の先端にには家の守護神
”カド ウマ(カドは守護、ウマは家)が”据えられています。
インドネシア西ティモール、アトニ人の慣習家屋内部には祖先伝来の木彫や刀が収められています。
ミャンマー、ヤンゴンの国立博物館に展示された張子人形。
フクロウ・シマウマ、トラ、ウシ、ゾウにキリン、そして子供の張子も並んでいます。
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「木の動物たち」のお問い合わせは→timortext@gmail.comまでお気軽にご連絡ください。