TEXTILE DIVER 布を探しに

布につながるすべての感覚をひろげて 

「布のうらと袋のうち」べにや民芸店

布のうらのうら話
西ティモール、アマヌバン地方の経紋織“ソティス”。布の品番を確認すると2006年7月2日から24日、布を探して村を訪問した時に出会った一枚です。16年前の丁度今頃はティモールでした。

「布のうらと袋のうち」
べにや民芸店
2022年7月16日(土)ー24日(日)
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布、袋、刺繍、紐の226点は昨日発送しました。まだまだ布を出したり引っ込めたり、最後までうじうじしています。これは性格ではなく、うじうじしたお天気のせいです。あと3日、7月16日(土)からです。展示会は表裏なくカラッと爽やかに。皆さま、どうぞ宜しくお願いします。

「布のうらと袋のうち」べにや民芸店

ティモールでは度々袋のうちを見せてもらいます。ある日の内訳はちびた鉛筆、壊れた爪切り、プラスチックの釦、サンドペーパー、イノシシの牙、錆びた金属などが出てきました。イノシシの牙と錆びた金属はお互いにとっての価値ある取引成立。袋のうちには想像と発見もあります。

「布のうらと袋のうち」
べにや民芸店
2022年7月16日(土)ー24日(日)
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袋のうちとうち話
夢、願い、お守り、おみくじ、お金、ビー玉、飴玉、、、小さな袋のうちでは静かにゆっくり、大切なことが熟成しています。
今週の土曜日から、どうぞ宜しくお願いします。袋に“愛”を詰め込み中。


「布のうらと袋のうち」べにや民芸店

ラオス北部に暮らすヤオ族の男女兼用正装用装飾小袋。小袋の大きさは縦横約5cmで織紐の幅は約2mmの手のひらサイズ。本体の漢字の刺繍と丁寧な仕立ての針あとに目は釘付けになり、たっぷりとした房の先で体はくすぐられます。

「布のうらと袋のうち」
べにや民芸店
2022年7月16日(土)ー24日(日)
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袋のうちのうち話
福袋、知恵袋、堪忍袋、、、寝袋、、、袋のうちには夢や願い思い、そして体も収めることが出来ます。さてさて袋に何を詰めようかとずーっと悩んでいます。


「布のうらと袋のうち」べにや民芸店

布のうらのうら話
中国貴州省ミャオ族、おぶい布のための刺繍のうら面です。そしてうら面から刺す“うら刺しクロスステッチです。

「布のうらと袋のうち」
べにや民芸店
2022年7月16日(土)ー24日(日)
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表裏両面の違う世界を明確に区別して刺しています。”美”の追求を支えるとてつもない技術と訓練による超うら技。うら面に残る刺繍をする女性の視線、そして刺繍の表面は晴れ舞台の展示会で。皆さんの熱い視線をお待ちしています。あと12日、アイロンしながら展示会に向かって前進中。どうぞ宜しくお願いします。

「布のうらと袋のうち」 べにや民芸店

暑いヒモ、寒いヒモ、ヒモはヒツヨウです。
「布のうらと袋のうち」
べにや民芸店
2022年7月16日(土)ー24日(日)
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右から中国ミャオ族の刺繍、フランスアールデコのベルト紐、西ティモールの綴紐、ボリビアの二重織紐。経糸の始末によって温度も変わります。ボサボサはやっぱり暑くるしいです。

展示会まであと15日、ヒモとグダグダ、そうめんすすって仕事中。
どうぞ宜しくお願いします。


「布のうらと袋のうち」べにや民芸店

インドネシア、スマトラ島儀礼布タンパンのうら側とラオスの敷布パー・プウのうら側です。どちらも木綿の白地に藍と赤で模様が浮かび爽やかな印象です。おもて側は全ての色が反転しています。
伝統と民族的な嗜好が関与しますが、布を必要として織られた場所ではこれらはどちらも”うら“と認識されます。

「布のうらと袋のうち」
2022年7月16日(土)ー24日(日)
べにや民芸店 駒場東大前
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スマトラのタンパンとラオスの布の類似性は以前から指摘されています。ラオスからマレー半島を南下し、マラッカ海峡を渡ればそこはスマトラ島、文化移動の痕跡が織り技術伝承の”うら“には隠されています。
布の表裏と移動の歴史。展示会まであと17日「うらうらうちうち」水浴びしながら準備を進めています。どうぞ宜しくお願いします。