TEXTILE DIVER 布を探しに

布につながるすべての感覚をひろげて 

ザオサパ 山道

行く先も知らないのに、わたしは先頭を歩いている。
時々振り返って後ろを確認。
ビニールのサンダル履きに荷を入れた竹籠を背負って山道を登る彼女たち。
“ホン”と呼ばれる赤いスカーフは、緑のなかできわだって見える。

「歩くの早いわね!何かしているの?」
「ええ、いつも歩いているの探し物をして」