TEXTILE DIVER 布を探しに

布につながるすべての感覚をひろげて 

彼女の纏う布 ケファメナヌ

萱葺が地面に届く伝統家屋の前で写真を一枚。

ワンピースを着てヒールの靴を履き花を持つ女性、スラックスにシャツを着てタバコを吸う男性、そして羽を広げる鳥はインドネシアの国章ガルーダでしょうか。民族の伝統模様から離れ、一歩踏み出した新しい風景が描かれています。着用すると模様は横向きになってしまいますが、そんなことはなんの支障にもならないよう。白髪混じりの彼女が20代の頃に織った思い出の詰まった布。

日本では縫取織り、刺繍織りと呼ばれ、西ティモールのアマヌバン、アマナトゥン、モロでは"ブナ織り"、ここケファメナヌでは"マ パウフ"と呼ばれます。