TEXTILE DIVER 布を探しに

布につながるすべての感覚をひろげて 

星の王子さま ~サンテグジュペリ~

本日2月14日、ついついチョコレートを買ってしまった。だってそのチョコレートのパッケージは「星の王子さま」だったから。布を探して歩くのが仕事なので、移動、異文化、異質なモノなどを題材とした本には必然的に興味が惹かれる。「星の王子さま」も本棚のなかの大切な一冊。

チョコーレートのパッケージはしばらく手にしていなかった本へと気持ちを誘導した。この本のなかにいま必要なことのヒントが隠れているのかも。一つひとつ起こるちっちゃなモノゴトをバラバラに放置するのではなく、なにかの兆候として捉え結び付けて考えるのは面白い。夜空の星と星を線で繋いで正座を見つけるように。もし形が生まれなければ、それはつなぎ方を間違えただけ。また翌日夜空を見上げて最初から始めればいい。

「ものは心で見る。肝心なことは目では見えない」人ではなくてキツネが星の王子さまに教えてくれた秘密。

そうそう、布は心で見る。肝心なことは目では見えない。織る彼女の甘い心、苦い心。愛さないと見えてこないもの。





星の王子さま

サンテグジュペリ 池澤夏樹・新訳

集英社文庫