TEXTILE DIVER 布を探しに

布につながるすべての感覚をひろげて 

スンバ コディの子供たち

スンバ島西側、コディにある小さなモスリムの村ペルに宿をとる。夕方涼しくなったころ、歩いて数分の海岸線に向かう。両脇にポツリポツリと家の並ぶ細い田舎道には、同じように海を目指す村人の姿がある。夕陽が何も視界を遮るものがない水平線の彼方に沈むまでの時は、村人にとっても一日の疲れを癒す穏やかな時間。砂浜とマングローブに保護された自然の入江にある桟橋では裸の子供たちが大はしゃぎで走り回り、2・3メートルほどの高さだろうか、勢いよく海に飛び込んではまたは駆け上がって来て飛び込む。そんなようすを頼もしくながめる余所者のわたしの存在は子供たちをますます興奮させるよで、さまざまな飛び込みのポーズを披露してくれる。桟橋の上でも、海の中からも写真を撮るようせがまれ、その都度濡れた体で駆け寄ってきてはデジタルカメラの画面をのぞき込み満足げにまた一人二人ととびこんでゆく。

この疲れ知らずの飽くことのない、子どもたちの自然への魂への純粋な喜びの働きかけ。

こんなふうに・・・布に働きかける。