TEXTILE DIVER 布を探しに

布につながるすべての感覚をひろげて 

テラ

インドネシア一帯の装いの習慣として、男たちは頭に布を巻いている。

東スンバではそれを“テラ”と呼ぶ。

現在では木綿織物やバティックを使用しているが、過去には樹皮で作られたテラが存在した。





村の人々は、樹皮で作られたテラを本物だと教えてくれる。

東スンバはダイナミックな模様の木綿織物で有名だが、今では失われてしまった樹皮布の歴史がその裏に隠れている。

日本の木綿の歴史が江戸から本格的に始まったように、木綿織物の宝庫とされているインドネシアの東に広がる島々の木綿も、

そう古い話しでもないのかもしれない。

それにしても今も紡錘一本で木綿は紡がれてる。なぜ紡錘車がこの辺りの島々には入ってこなかったのだろう、必要ないから?









樹皮はまるで爬虫類の皮膚を思わせるほど、その自然の紋が美しい。