TEXTILE DIVER 布を探しに

布につながるすべての感覚をひろげて 

インドネシア 島々の絣 芹沢銈介美術工芸館 

東北福祉大学 芹沢銈介美術工芸館で10月3日からはじまった「インドネシア 島々の絣」の展示目録を観て来た方から頂きました。スンバ、サウ、ロティ、ロンブレン、カリマンタン、スマトラ、スラウェシ、バリ、チモール、ボルネオ(マレーシア)となじみの島々が列挙し、絣布とその他に土器や写本などを含む全63点が展示されているようです。まずビックリしたのはそのうちの三分の一にあたる23点がチモールとなっていて、男性用肩掛・腰布、女性用筒型スカート、キンマ用バック、首前飾り、土器とありました。次に慌てふためいたのは”首前飾り”。アイテムの珍しさもさる事ながら、そこに”刺繡”の言葉を見つけたからです。腰機文化のティモールでは機で、織りで、文様を地織りをしながら一緒に織り込み、本来刺繡技術は伝統にはありません。刺繡は布と針があってはじめて刺すことができ、布も針もない、そして刺繡を知らない人々は一見刺繡のように見える表現すべてを機で織りあげてきました。稀にあとから刺した布もありますがそんな布は伝統とはちょっと離れた刺した人の好奇心に溢れ微笑ましくなります。芹沢銈介の蒐集品”ティモールの刺繍の首前飾り” 会期は2018年2月1日(木)まで、どんなものなのか気になってソワソワします。雪の仙台、東北新幹線でぴゅーっと行かなくてはなりません。