TEXTILE DIVER 布を探しに

布につながるすべての感覚をひろげて 

模様を描く

クパン、アマラシ、ファトレウ、アンフォアン、アマヌバン、アマナトゥン、モロ、ミオマフォ、インサナ、ビボキ、マラカ、タシフェト、これら12の地名はインドネシア領西ティモールの郡名で、かつての王国内の公国制に由来している。ティモールの多種多様な模様を調べるとき、この郡単位を元に分類するのが一番わかりやすく、模様は各地域の共同体の象徴として、今でも継承されている。

現地と展示会を行ったり来たりする日々、現地で布と情報を蒐集して帰国すれば、その蒐集した情報の整理も済まないままに、展示会の布の準備がはじまる。布を商い暮らすものとして、ティモールにまた行けるかどうかは、展示会の成功にかかっている。
そんな言い訳をしながら、やったりやらなかったりとさぼりにさぼりまくった模様の整理を集中してはじめる。同じ地域の同じような模様でも、布の数だけ模様は違う。小さな肩掛け、腰布、腰衣の模様を描いて描いて写して写して、手描き模様のデーターを集める。きっと何かが現れてくることを期待して。
島内での模様の類似と差異、そして島外との模様の類似と差異。
島の模様には、必ず元がある。

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