TEXTILE DIVER 布を探しに

布につながるすべての感覚をひろげて 

21年前の自分

たまりに溜まった写真の整理をはじめました。
一人で布を探して歩いているので、自分の写った写真はほとんどないのですが、フィルム写真で撮られたらしき1995年5月1日の自分に出会いました。
村のお祭りに参加した時と記憶しています。踊りのために伝統衣装を身に纏った女性たちとTシャツにズボンの子供たちに囲まれて、嬉しそうに立っています。
首から提げたカメラはニコンの35mmからデジタルに変わりましたが、帽子に三つ編み、長そで長ズボンはいまでも同じです。もちろん21年分の歳はたっぷりとりました。

わたしの仕事は布を買って売る、布を売って現地に行く、その繰り返しでここまで生きてこられたことを当たり前とは思っていません。展示会を開催してくださるギャラリー、そして展示会に来てくださる皆さんの布への興味と応援の気持ちに支えられてこうして続けてこれたのです。写真を整理しながら振り返ると感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。

コロナ禍で現地にも行けず、展示会も出来ず、すでに50日近い時間が経ちました。21年前と変わらないこと、変わったこと、そしてこれから変わらなくてはならないことを毎日繰り返し考えています。
何もなかったことには出来ないのです。この不安で不自由な時間が契機になって、いままでよりも少しでも良い世界に変わることを願って止まないのです。そのためにはまず自分が変わらなくてはなりません。それが一番難しい問題なのです。

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