TEXTILE DIVER 布を探しに

布につながるすべての感覚をひろげて 

砧打ち

トン族の村での朝、“とんとんとん”と規則正しく打ち響く音で目を覚ます。

窓の外を覗くと、水路を挟んだ反対側の遊歩道で女性が砧打ちをしている。







砧打ちのための石台が、村のあちらこちらに備えられている。

昨日まで腰掛けの石が置かれているのだと、その石のことなど気もとめずに歩いていた。



藍で染めた布を打つことで、布の織目を潰し布を滑らかにして、輝くような光沢を出す。

重い砧を左右の手で持ち替えながら、1時間以上作業が続く。







水路に降りる石段で、水に濡らした布を手で打って遊ぶ女の子。

布仕事は、こうして遊びながら自然に身に付いてゆくのです。