TEXTILE DIVER 布を探しに

布につながるすべての感覚をひろげて 

刺繍とリンリン

都会で暮らすミャオ族のリンリンは、Tシャツにミニスカートにヒールの高いサンダルをを履いて、前髪を切り揃え茶色く染めた長い髪を垂らしている。

野菜や果物を商う人々が小さなテントを張って並ぶ通りに面した古いビルの4階に、小学生になる一人娘と二人で暮らす。

南京錠を掛けた入口の扉を開けると台所と小さな食卓が置かれていて、奥の部屋には、空間の半分以上を占める大きなベットと娘の勉強机が窓際に置かれている。





「娘のお祭り用の衣装を作るための刺繍よ。毎日時間のあるときに少しずつ刺しているの」

男性用ファッション雑誌の間には、刺繍糸や刺繍布が大切に保管されている。



リンリンも彼女の娘も中国で暮らす中国人だけど、刺繍をしている時にはミャオ族に戻ってゆく・・・